O.Mizno氏が開発されている3Dコンピューターグラフィック用モデリングツール「Metasequoia」の保存ファイルに含まれるUV値を、四角形・三角形ごとに一括して同じ値に変更します。
似非ワイヤーフレーム球などを作ったりする際役立つと思います。
ですが、すでに同じようなプラグインなどが存在していたらどうしましょう。
私には見つけられなかったので、スタンドアロンの形で作ってみました。
なお、開発環境はDelphi 7.1 Professional版です。
mqoファイルを行単位でばらばらにした後、文字列を検索して、UV指定部を書き換えてから、最後にもう一度つなぎなおして改行コードを整頓しています。
Metasequoia 2.4のβ版で動作の確認を行いました。
予めこんな256x256のテクスチャを作っておきます。
こんなテクスチャを作っておくと、球全体が三角形のワイヤーフレーム用に表示されます。
ここでは試しに球を作ってみます。
現時点でUV値はあっていませんが、先ほどのテクスチャをMetasequoiaのtextureフォルダに入れて球のテクスチャとして設定もしておきましょう。
その後、Metasequoiaデフォルトの保存形式(*.mqo)で保存します。
msqowiren.exeを実行して、先ほどのファイルを選択します。
保存先は、変換ボタンを押したときに現れるダイアログで選択します。
なお、ワイヤフレームを作るのが目的の場合、上ふたつの設定は変えなくて構いません。
これで完了です。
Metasequoia本体で確かめてみましょう。
下のは、メタセコイアで両面化して、さらに不透明度を下げてレンダリングした例です。
もうちょっと、テクスチャーの線を太くしておいた方がよかったかもしれません。
下のは、線の太いテクスチャに変えて黒を透過した上で、
Xファイル出力→(SXファイルに変換)→Delphi+QuadrupleDでレンダリングした例です。